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【BQEYZ Winter Ultra】骨伝導で全てが伝わるハイブリッドイヤホン「Winter Ultra」はやっぱり凄かった。

レビュー

らいらいです。

前回・前々回とオーディオ関連の記事が続いてますが、僕は決してオーディオ沼に落ちた人間ではありませんと予め伝えておこうと思います・・・ホントダモン・・・

リリースされた頃からずっと欲しかった有線イヤホン「BQEYZ – Winter Ultra」を遂に購入したので、今回は皆さんにこのイヤホンの面白さを伝えようと思います。

※オーディオは人それぞれ聞こえ方や感じ方が違います。オーディオ記事はあくまでらいらい個人の主観によるものです。

らいらい
らいらい

や~っと購入に至りました・・・!!ずっと欲しかったんだけど、初代とUltraの違いや価格面で悩み続けていたんだよね・・・

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ビーキューアイズ(BQEYZ)
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BQEYZ – Winter Ultraとは?

テンション上がるね!

Winter Ultra」は、2023年にダイナミックドライバーとPZT骨伝導ドライバーを搭載したハイブリッド型イヤホンとして発売されました。

販売元は中国・広東省に拠点を置くBQEYZ社。前衛的な独自路線を貫いたイヤホンをリリースしているブランドです。「Spring」「Summer」「Autumn」「Winter」といった四季シリーズや「Wind」「Frost」「Cloud」などの天候シリーズが代表的なモデルですね。

そして「Winter Ultra」は初代「Winter」のアップデートモデル。BQEYZとAngelearsというブランドがコラボを行い、様々な改善が施されています。

らいらい
らいらい

初代WinterがBQEYZの名を広めたイヤホンだね。とにかく個性的で骨伝導による音の伝わり方と尖ったチューニングが多くのユーザーを虜にしたんだよね。ただ、一つ大きな問題として「圧倒的に人を選ぶ装着感」が・・・自分の耳にフィットするか分からないイヤホンに定価34,500円の投資をするのは中々勇気がいるよね・・・

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ビーキューアイズ(BQEYZ)

外観やアクセサリ

素材の重厚感と高級感はピカイチ!

Winter Ultra本体のシェル部分はアルミニウム合金で切削・形成。輝くメタリックブルーのボディは、アルミならではの質感によって野暮ったくならず上品に仕上がっています。

そして緩やかなカーブを描くシェルデザインはとてもミニマルで美しいですね。僕は身に着ける物はシンプルなデザインを重視しがちなので、このデザインはとても気に入っています。

このシェルの内部に12mmダイナミックドライバーと11.6mmPZT骨伝導ドライバーが格納されています。

付属品はハードケース、2pinケーブル、交換用プラグ(3.5mm / 4.4mm)、イヤーピース3種3サイズ(atmosphere / reference / balanced)、クリーニングブラシ、説明書。

付属するケーブルは別途購入可能な専用ケーブル「Rime」です。
※Winter Ultraは3.5mm / 4.4mmのみ。「Rime」のAll-inモデルを購入すれば2.5mmも付属します。

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ビーキューアイズ(BQEYZ)
らいらい
らいらい

初代はプラグ交換ができないケーブルでしたが、Ultraからはアップデートされているのも嬉しいポイントだね。

ファーストインプレッション

はえ~・・・

さあさあ!高まるテンションを抑えつつ、早速聴いてみよう~~~~!!

らいらい
らいらい

・・・・・・・・・・・・・

バラバラに分解された音が脳に襲いかかってくるんですけど!?」

いや!わかる!何を言っているのか分からないということがわかる!でもこれ以外どう伝えればいいのやら・・・

人によってこの表現の仕方が変わってくるとは思うんですが。イヤホンやヘッドホンって低音・中音・高音といった「音域」や、各パートがどこにいるかといった空間の広がりを感じられる「音場」など、様々な要素の違いが個性としてあり、そこが面白いところでもあります。

例えば前々回の記事に登場した「SIVGA – Que」は、温かみのあるクリアで力強く引き締まった音が広く伸びていくような特徴がありました。

しかしこのWinter Ultraはそれらが個別に繊細に伝わってくるという不思議体験を味わいました。

とは言え、このままではこの素晴らしいイヤホンの良さを皆さんに伝えられません。最初の衝撃を抜けて、感じた体験を紐解いてみます。

らいらい
らいらい

大げさに書いていますが、これまで僕が使用してきたオーディオの中で違いを一番明確に感じることができたかな・・・何コレェ・・・

圧倒的な音場と分離感!音色が、環境音が、”そこ”にある!

全く新しいサウンド体験・・・!!

試聴環境:
iPhone14Plus or PC + Fiio BTR17を接続し、4.4mmバランス接続にて試聴を行いました。

圧倒的分離感

一番印象的だったのが「分離感」。ハイハット、ギター、ドラム、ボーカルといった音色が別々に頭の中に流れ込んでくる感覚が面白い!
ボーカルがしっかり中央に定位し、その周囲を包み込むように高音がきらめき、背後からは広がりのある低音が押し寄せてきます。

これまで一つの塊として聞こえていた音が、精密に分解されて一つ一つの要素が独立して耳に届く。そしてそれらがまた完璧なバランスで融合し、楽曲全体の奥行きと広がりを作り出している。これはまさに、音楽を”聴く”というより、”体験する”という言葉がふさわしいと思います。

また今回も「ELDEN RING NIGHTREIGN」で試聴プレイしてみましたが、圧巻の一言。

ゲーム開始直後に円卓をウロウロするだけでもう驚き!!雨や風の環境音、湿り気を帯びた足音や木製の物が壊れるSE、ゲームのシチュエーションに緩急を与えるBGM。その全てが繊細に力強くそして伸びやかに伝わり「えっ!?そんな音が鳴ってたの!?」という感想しか出てきませんでしたね~、凄く驚いちゃった。

フラットで温かみのあるサウンド

チューニングはソフトでウォーム寄りだと思います。存在感のある中音がしっかりと前に来ており、その周りを高音低音が分離して装飾しているような印象を強く受けました。

分離感や音場、チューニングの事を考えるとインストゥルメンタルも良いのですが、ボーカルがある方がより一層音楽による高揚を感じ取れるのではないかなと思います。

パワフルで繊細なリスニング体験

Winter Ultraの本気を出すにはそれなりとパワーが必要ですが、十分に鳴らせる環境でのリスニング体験は圧巻。明瞭で繊細ながらパワフルな厚みを体験することができます。

耳から頭に押し寄せるような力強い音楽。ライブ感のある音のシャワーにわくわくが止まりません。「この曲をWinter Ultraで聞いたらどうなるんだろう・・・!!」と、音楽を楽しむきっかけにもなりました。
ここが一番「買ってよかった!」と思えるポイントでしたね!

らいらい
らいらい

名前がWinterだから冷たくクールな音かと思ったら、まさかの温かなWinter!!

ちょっと気になる所も。

気になる点も・・・

使っていて気付いたところというか、気になる点ももちろんありました。

アクティブ用途には向かない

初代で問題点とされていた装着感は改善されたとはいえ、アルミハウジングボディ特有の重みと厚みがあるため、樹脂製イヤホンなどと比較するとやや重量を感じてしまいます。

また付属ケーブルも編み込みゆえの太さがあり、自宅やウォーキング程度なら耐えられると思いますが、アクティブシーンでの利用には向きません。

ケーブルプラグ交換が難しい

付属ケーブルは差し込みタイプとなっています。プラグ交換ができるものの、取り外すための切り欠き溝のような箇所がないため、取り替えるのは一苦労でした。内部のピンは非常に繊細なパーツなので、壊してしまいそうで若干不安でした。

過度な期待は禁物

サウンドが振動するというようなハプティクス感はないため、過度な期待をしてしまうと購入した時に拍子抜けしてしまうかもしれません。いわゆる「骨伝導イヤホン」を実際に一度体験して雰囲気をつかんでいた方が良いかもしれませんね。

らいらい
らいらい

それなりにお値段も高いので、もし試聴ができるお店があるなら試聴してから購入しようね・・・

個性的イヤホンを求めている方にベストな選択肢!

リケーブル:ivipQ-175 ケーブルバンド:TOMOWORKS

この界隈はまだ浅い僕ですが、現在の有線イヤホンマーケットには安価なモデルでも素晴らしいイヤホンで溢れており「どれがいいのか?」と本当に悩んでしまいます。

そのなかでもとりわけBQEYZ Winter Ultraは非常に個性的で、皆さんのサウンドライフをより豊かにしてくれる有線イヤホンなのは間違いないと思います。

ちょっとお高めで試聴環境が少ないので自己責任とはなってしまいますが・・・クラウドファンディングなどでも圧倒的に支持を受けるこの「Winter」シリーズ、なぜ皆さんがこれほど魅力を感じるのかを知るために、音のギャンブルに賭けてみてもいいかもしれませんね・・・

らいらい
らいらい

次回はなんと!とある企業様からイヤホンレビュー依頼を受けましたので、その製品の記事をお届けいたします。こうご期待くださいませ。

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