らいらいです。
新しい物や面白そうな物、本当に胸がときめくものです。子供の頃、コロコロコミックで新しいおもちゃが特集されたらす~ぐ飛びついていましたが、その頃から何にも変わっていません・・・
そういうわけで僕はVR HMDやらポータブルゲーミングPCなど・・・新しくてニッチなジャンルにすぐ飛びついちゃうのですが、今回はず~~~~~~~っと気になっていたARグラス「XREAL ONE」と「XREAL BEAM Pro」を手に入れたのでレビューしていこうと思います。

ま、まるで成長していない・・・
ARグラスとは?

ARグラスは外部デバイス(PC・スマートフォンなど)を接続することで、その画面をARグラスに投影できるという眼鏡型のウェアラブルデバイスです。
眼鏡型という性質上、VR HMDとは違い非常に軽量なのが特徴。簡単に比較してみると以下の通りです。
| VR HMD | ARグラス | |
| タイプ | ゴーグル型 | 眼鏡型 |
| 見えているもの | 仮想現実(ソフトの画面) | 拡張現実(現実とデバイス画面) |
| 接続 | 有線/無線 | 有線 |
| 操作 | 独立コントローラー ハンドトラッキング | 外部デバイス |
VR HMDはゴーグルを通して360°ソフトウェアの画面が表示されるため、仮想世界に入り込んだような没入感があります。ただし長時間の装着には向かず、屋外での使用は困難です。
対してARグラスは、現実の世界に映像が重なっている状態。没入感は控えめですが、自分だけに見えるウィンドウが表示されているため、歩きながらMAPを表示したり動画を見たりできます。少し大きなサングラス型mpタイプが多く、屋外使用も可能です。

僕はVRが先だったけど、体験だけならVRは最高に楽しいんだよね。ARは楽しむというよりは「現実での生活を少し豊かにするもの」という感じかな。
XREALとは?

そんなARグラスの界隈をリードしている代表的ブランドが「XREAL(エックスリアル)」。
「XREAL」は中国北京で2017年に「Nreal」として創業。2023年に現在の「XREAL」へ屋号を変更し、日本では東京に日本法人「XREAL JAPAN」があります。
XREALはこれまでに「XREAL Airシリーズ」「XREAL Oneシリーズ」をリリース。
2026年1月には新モデル「XREAL 1Sシリーズ」をリリース予定で、XREALとGoogleの共同プロジェクト「Project Aura」も発表されています。
現在は「XREAL One」と「XREAL 1S」が主要製品となっていますが、「Project Aura」は大きく性能が変わると予想され、ARグラスの大本命と噂されています。

現状ARグラスは代替モニターという感じなんだけど、Project Auraはめちゃ凄そうだ・・・
購入、そして突如訪れる豪運。

さて、「XREAL ONE」との巡り会いについて少しだけお話しさせてください。
実はXREALが以下のラインナップの年末福袋を200個限定販売していまして・・・
・金の福袋:Beam Pro + XREAL One(確率10%)
・銀の福袋:Hub + XREAL One(確率40%)
・銅の福袋:コーヒーボトル/ウォレット&スタンド/万年暦からランダム2点 + XREAL One(確率50%)
通常「XREAL ONE」単体価格は62,980円。この福袋は「XREAL ONE」確定でなんと56,980円!
この機会を逃すと買う機会がないかな?という想いと、福袋というギャンブル要素の悪魔的魅力に私の財布のひもはゆるゆるになってしまったわけです。
その結果届いたのがコチラ。

まさかの金の福袋!?
「XREAL BEAM Pro 5G / 8GB+256GBモデル(約43,180円)」が入っていました!!

まるでLT直撃!!これがあるからやめらんねぇぜ!!スーパーラッキ~!!
あまりの豪運に嬉しい~!!と思う気持ちもあったものの、この時点では何に使えるのか?さっぱりわかっていませんでした。
福袋は終売していますが、新モデルの発売があり「XREAL ONE」自体は比較的セールになりやすくなっています。興味がある方はウォッチリストに入れておきましょう。
XREAL ONE

さてここからは「XREAL ONE」の性能・機能を見ていきましょう。
深く書きすぎると長くなってしまうので、今回は使い方・映像や音声・使用例の3つについて説明します。
使い方

基本的にはグラスを出力側(PC・タブレット・スマートフォン)と接続することでグラス内に映像が映ります。ケーブルはTYPE-C。
主要機能は主にテンプルに搭載されており、ショートカットキー・MENUキー・設定調整用+/-ボタンがあります。MENUキーでグラスの設定(透過・輝度・音量・その他)を呼び出し、調整ボタンで設定を行います。
グラスに表示されているのはあくまで接続デバイスの画面のため、操作全般はデバイスを操作することになりますが「XREAL BEAM Pro」がある場合はその限りではありません。
映像や音声

ディスプレイは固定モードと追従モードが備わっています。ARグラスらしい「追従モード」であれば、日常生活をしながら常にグラスに映像を表示することも。
また、気になる「マルチウィンドウ」設定。
基本的にはデバイス画面単体が表示されており、「ウルトラワイドモード」を使用することで疑似的なマルチウィンドウにすることができます。「XREAL BEAM Pro」を使えばしっかりとマルチウィンドウ化できます。
この機能を使えば、左端にGoogleMAPを表示しながら右端にYouTubeを再生する、といったこともできてしまいます。
特に驚いた機能としては「輝度」と「調光」の組み合わせがもたらす表現力。
輝度は画面の明るさや色合、調光は「グラスの透過度」を調整するものなのですが、この組み合わせのおかげで街中を歩きながら映像を見られます!
人は普段、無意識に様々な物を見て確認しながら「ぶつからないように歩く」もの。体験しないと伝わらないかもしれませんが、ARグラスの映像が街歩きと両立できることが衝撃的でした。
音声については、最大音量にしていなければ音漏れも少ない方だと感じます。どうしても音漏れを防ぎたい場合は、音声出力をワイヤレスイヤホンに指定すれば解決できますね。
作業に集中していても外部の音を聞き逃さない、これはとても安心感。それでいて音質も比較的良いのでこれと言って不満はありません。
使用例

何度も説明するようにデバイス側が表示されているので、例えばGoogleMAPで徒歩での経路案内や翻訳など、スマートフォンを活用するシーンでは非常に面白い体験ができます。
またポータブルゲーミングPCであるSteamDeckやROG Allyシリーズ等は、Bluetoothコントローラーさえ用意してしまえば寝ながら大画面でゲームができてしまいます。XREALにはマイク機能もあるので、Discordを起動した状態で通話しながら画面共有プレイも可能です。
加えて「XREAL Eye」という外部カメラを接続することでスマートフォンのカメラではなく、ARグラスにカメラ機能を加えることができます。歩きながら「この花は何?」と尋ねると答えてくれる……というのは非常に面白い機能だと思います。
性能比較
エントリーモデルとして発売されている現行モデルの「ONE」、前世代「Air 2 Pro」、そして新作の「1S」と比較をしてみるとその性能差がよくわかると思います。
| XREAL Air2 Pro | XREAL ONE | XREAL 1S | |
| 価格 | 61,980円 | 62,980円 | 67,980円 |
| ディスプレイ | 0.55inc Micro-OLED | 0.68inc Micro-OLED | 0.68inc Micro-OLED |
| 重量 | 75g | 82g | 82g |
| 解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 | 1920×1200 |
| 視野角 | 46度 | 50度 | 52度 |
| リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz | 最大120Hz |
| 輝度 | 500nits | 600nits | 700nits |
| 調光機能 | 3段階の電子調光 | 3段階の電子調光 | 3段階の電子調光 |
| DoF | 0DoF | 単体3DoF | 単体3DoF+2D⇔3D変換 |
| 内臓チップ | 無し | XREAL X1チップ | XREAL X1チップ |
| オーディオ | 内臓ステレオ | Boseチューニング | Boseチューニング |
| その他 | ー | XREAL Eye接続 | XREAL Eye接続 |
どうでしょう。「Air 2 Pro」から「ONE」はチップ搭載により単独での性能が大きく変化した印象に思えますが、「ONE」から「1S」は2D⇔3D変換という点を除き、ほぼマイナーアップデートにとどまっているような印象を受けます。
性能や価格帯を考えると、現状は正統派ARグラスとしてこのモデルが入口に良いのかなと思います。
XREAL BEAM Pro

さて福袋についてきた「XREAL BEAM Pro」についても説明していきます。
ザックリ言うと「XREAL内でアプリを自在に操作できる、電話ができないスマホ」といった感じです。
こちらは「本体性能」「特徴」「使い方」について解説していきます。
本体性能
一言でいえば電話機能がない小型タブレットです。ここはわかりやすく表で説明します。
| XREAL BEAM Pro | |
| 製品 | ・Wi-Fiモデル 6G+128GB ・Wi-Fiモデル 8G+256GB ・5Gモデル 8G+256GB |
| システムOS | Android14 NebulaOS |
| ネットワーク接続 | 5G / Wi-Fi6 |
| スクリーン | 6.5インチLCD FULLHD タッチスクリーン |
| スロット | MicroSD(最大1TB対応) |
| プロセッサ | Qualcomm Snapdragon Spatial Companion Processor |
| 接続端子 | USB-C(充電用・出力用) |
| バッテリー容量 | 4300mAh |
| 充電速度 | 27W |
| 重量 | 206g |
比較的性能を抑えたAndroid14端末のため、iPhoneを使っているユーザーとしては若干のレスポンスの悪さを感じてしまいますが、あくまでXREALを最大限に生かすための端末なのであまり気にはなりません。
特徴

1.ネットワーク
5GとWi-Fi対応のため、SIMや通信環境さえあればXREAL BEAM Pro単体でアプリケーションを楽しむことが可能となっています。
2.3D撮影
デュアルカメラレンズが搭載されているため、XREAL BEAM Proで3D撮影を行うと立体的な写真や動画を撮影することが可能です。これは実際体験しましたが、かなり奥行きがしっかりしており非常に驚きました。
3.ワイヤレスストリーミング
PS5、XBOXseries、Steamのリモートプレイを使用することで完全ワイヤレスプレイが可能になります。
4.アプリ体験の向上
スマートフォン上で体験していたゲームがAR空間で大きくプレイできます。
使い方

XREAL端末とXREAL BEAM Proを接続すると管理アプリ「マイグラス」が起動。専用UIがXREAL内で展開されます。そしてXREAL BEAM Proの画面は仮想マウスパッドとして切り替わり、本体自体をポインタマウスとして使用することが可能に。
Meta QuestなどのVR HMDを使用したことがある方ならわかると思いますが、XREAL BEAM Pro自体が独立したコントローラーとして操作できるわけです。
専用UI上には本体にインストールしたアプリケーションが表示されているため、外部デバイス画面を見ることなく直感的にアプリケーションを立ち上げたり操作したりできます。また、アプリごとにウィンドウ化してサイズや位置を変えることができるようになるため、ARグラスの体験の質が大きく向上します。
まとめ

さて、そろそろまとめに入りましょう。
今回「XREAL ONE 」「XREAL BEAM Pro」について簡単に説明してどんなものかを紹介してきましたが、個人的な評価としては「期待値は非常に高いが、まだまだ課題が多い」と思う点が多かったです。
それぞれの感想は下記にまとめてみました。
XREAL ONEの総評
良かった点
- 着用したまま生活ができる
- いつでもどこでも大画面で作業ができる
- 細部のクオリティは高く、輝度・透過・音声共に満足のいく性能
- AAAタイトル級ゲームでも耐えられるリフレッシュレート
- ポータブルゲーミングデバイスとの相性は最高

XREALが生活に支障がないレベルで使用できるとは思っていませんでした。半透明液晶でウィンドウが目の前にあるっていうのはとっても不思議な感覚!画面を表示させて散歩しても全く問題ないですが、気を取られちゃうと危ないかので旅行の移動時や休憩できるところで使うのがよさそうだね。
気になる点
- あくまで代用モニター感が否めないため過度の期待をすると期待外れ感がある
- DP Alt Mode問題によりPC接続は事前に調べる必要がある
- DP Alt Modeを解決する変換機器を購入する必要がある
- 変換器の情報が非常に少ない
- そもそもXREALの情報が少ない
- サングラスとしてはデカいので好みが分かれる

ニッチなガジェットばかり触ってるから慣れてますが、やはり情報が少ない・・・特にPC接続の場合はDP Alt Mode問題を解決するサードパーティ製品が確実に対応しているかなどの情報も少ないので、結局自分で購入して試す必要があるよ。
XREAL BEAM Proの総評
良かった点
- XREAL内のアプリやウィンドウを自由に操れる
- XREAL内でGoogle PLAYアプリを自由に遊べる
- 端末を見ずに操作が可能になる点はARグラスとして最高の体験

BEAM Proは専用端末なだけあって、端末を見ることなく操作できるっていうのは生活しながら使えるARグラスにとって理想的な端末だと思うよ!
気になる点
- 電話機能がない
- 単独でネットワークを使用する場合SIMかネットワーク共有が必要
- 端末としての性能は平均レベル
- 追加費用が必要

本体費用に加えネットワークを使う場合はSIMが必要・・・だけど電話機能がない平均的なスマートフォンに数万円出せる?って聞かれると・・・うーん。結局今使っているスマートフォンのネットワーク共有を使わざるを得ないからちょっと煩わしいよね。
まとめ

1週間ほどXREALを体験して思った結論としては「もうちょっと待ってもいい」という感想です。
ビジュアルに関しては少し大きめなサングラスといった印象で、接続ケーブルも目立ちませんしファッションが好きな方からすればむしろ個性的でよいかもしれません。ただ、やはり製品としての性能は良い反面、接続等での課題点や改善点も多く感じました。
ネガティブな意見が少し多くなりましたが、それでもARグラスの可能性を十分に感じられる製品です。
特にポータブルゲーミングPCなどコンパクトなPC環境の方には相性抜群ですし、今後発売される次世代ARグラス「Project Aura」によるカメラを使用したAI機能なども非常に楽しみな内容になっています。
ARもVRもますます目が離せませんね!それではまた!

子供のころに憧れた電脳世界はもうすぐそこに!!



