Re-apla(リアプラ)のらいらいです。
お盆の期間は積んでいた超大作「ELDEN RING(エルデンリング)」を始め、すっかりドハマりしてしまい黙々とプレイしていました。「Fallout 4」や「DEATH STRANDING」のようなオープンワールド特有の自由度の高さと探索の楽しさが詰まっていますね。はやく王になりたいなあ。
う~ん、これはまさしく王者の風格・・・
王は王でもフンコロガシの王様。
さてさて、今日はプレスリリースから注目が集まっていた3Dパズルアドベンチャー「Viewfinder(ビューファインダー)」の紹介です。
「Viewfinder」はつい先日、2023年7月18日にPlay station5 / Steam向けにリリースされたばかりの3Dパズルアドベンチャー。開発はSad Owl Studiosというスコットランドのゲームスタジオが開発しています。
3Dパズルアドベンチャーと言えば「Portal」や「The Witness」など名作がありますが、これらの作品は直接視覚に訴えてくるユニークなギミックが特徴的。「目に見えているものが全てではない」という新しい体験にはワクワクしてしまいますよね。
初めて「Viewfinder」のトレーラーを見たときは、「?????????」と頭にハテナしか浮かびませんでした。ゲーム内で何が起きたのか、全く理解できなかった記憶があります。
そんな不思議な体験ができるViewfinderがどういったゲームなのか、早速解説していきます。
Game Awardで発表されてからずっと楽しみにしていたんだ~!!少しずつプレイしてるんだけど、とても刺激的で驚きの連続!ゲームプレイもコツコツ進めるのに丁度よくて楽しいよ~!!
見えている世界を再構築
本作ではエリア毎にテレポーターが設置されており、それにインタラクトすることでステージが開始。パズルを解いて、ステージ内に設置された帰還用テレポーターにたどり着くことができれば晴れてゴールとなります。
しかし、この道中のパズルはかなり癖のあるもの。テレポーターまでの道が分断されていたり、テレポーターを起動させるために必要なバッテリーが手の届かない場所にあったりと意地悪な仕掛けがされています。
でもご安心を。プレイヤーに与えられる「不思議なポラロイドカメラ」で風景を撮影すると、その景色を収めた写真がすぐにプリントされます。(序盤はカメラではなく、写真がキャンバスに留められていることも)
目の前に寸断された道があったら、別の場所にあった橋を撮影。道を繋げるような感じで橋の写真をかざして設置してみます。すると・・・
寸断された道の間に橋が架かり、行けなかったエリアに行けるようになりました・・・!?
この写真、「正解の場所」に設置すると自動でフィットするようなヌルい設計ではありません。プレイヤーが本当に自由に、好きな場所に設置できます。位置も角度も思いのまま。
つまり、「どこに何を設置するか」はプレイヤーの自由。クリアルートも自由に作ることが出来ます。ただし、この写真は「景色を上書きしてしまう」特性があるため、既に何かがある場所に写真を重ねてしまうと、そこに元々あったものは上書きされ消滅してしまうので、ご利用は計画的に。
始めてカメラ触ったら楽しすぎてバッテリーを撮って増やして指数関数的増加をさせていったら大変なことになっちゃった・・・バイバインの恐怖・・・!!
世界を切り取って、更に上書きするという神の所業!
遠景&ステージっていう構成ともめちゃくちゃ相性がいいよね。たくさん考えたんだろうなあ!
プレイデモムービー
言葉で説明するのは非常に難しいので、一度公式のトレーラーを見てみてください。きっとシステムを理解していただける・・・と同時に、「????????」となること請け合いです。特に特定の位置で新しい景色が見えるシーンなどは「Superliminal」を思い出させますね。
ビジュアルもギミックもホントに不思議で、どうやってこのギミックが生まれているのか気になって気になって仕方ないですね。本作は開発者が大学の頃に制作した技術デモをベースに作られているそうです。
ビルの壁面を設置して左に動いたら足場ができているシーン、とっても印象的だよね。写真を地面に設置するとちゃんと落下していくし。いろんな設置パターンで遊んでみたいなあ・・・
CAITと一緒に歪んだ世界を旅しよう
ゲームを進めていくうちに、立ち位置によって違う景色が現れたりまったく違うテイストの写真を設置して別世界のような空間が生まれたりと、まるでトリックアートのような幻想的でシュルレアリズムに溢れた世界を堪能することになります。
淡々とパズルを解いていくだけではなく、しっかりストーリーもあります。主要キャラクターがレコーダーを通してプレイヤーに語りかけてくれる内容から世界の成り立ちを知ることができます。チェシャ猫のように景色に紛れ込みながら温かく見守ってくれる「CAIT(ケイト)」も寄り添ってくれるので、プレイ中も寂しくはありません。ケイトは時々撫でてあげてね、喉を鳴らしながら喜んでくれますよ。
衝撃を怒涛の勢いで食らいつつも(こういうことか!)を理解し始めた序盤、すかさず「これはただのパズルゲーではないぞ!」というように世界観がぶわっと広がるあの演出は凄かった……
全く新しい3Dパズルアドベンチャーを体験したい方は是非Viewfinderをチェックしてみてくださいね。
ギミックは紹介したもの以外にも沢山用意されているし、オマージュなどの遊び心に富んだ小ネタも豊富に用意されているよ。Viewfinderの不思議な世界、きっと驚きの体験ができるはず。ぜひ覗いてみてね。