Re-apla(リアプラ)のらいらいです。
「横スクロールアクション」皆さんは好きですか?僕はファミコン世代なので「スーパーマリオ」「ロックマン」など今も尚新作がリリースされる超有名タイトルをはじめ、「ダウンタウン(くにお君)」「コナミワイワイワールド」「魔界村」などが思い出されます・・・
既に20年近く前の作品である「洞窟物語」も僕の中ではまだ記憶に新しいくらいです。それほど歴史があり、名作が勢揃いするジャンルですね。
ファミコン~スーパーファミコンが稼働していた時期はコマンドRPGや横スクが主流だったので、ゲームと言えばこのジャンルが最初に思いつきます。Re-aplaでジャンル特集をやっても良いかもしれませんね。
横スクロールってマリオくらいしかやったことないかも。あと最近は友達に「こういうのやってみて欲しい」ってもらった『Eversion』くらいかな?
Bloodstained: Ritual of the Night
さて今回は、ArtPlayとDICOがタッグを組んで開発・リリースした、現代横スクロールアクションの決定版「Bloodstained: Ritual of the Night(ブラッドステインド:リチュアル・オブ・ザ・ナイト)」をレビューしたいと思います。
「Bloodstained: Ritual of the Night」は2019年6月18日、505Gamesから発売された横スクロール型2DアクションRPG。PlayStation 4、Nintendo Switch、Xbox One、PC(Steam)でリリースされています。
マップを探索し、クラフトやキャラクター育成の要素が豊富に用意されているため、「メトロイドヴァニア」と呼ばれる横スクロールアクションにカテゴライズされます。
メトロイドヴァニアは任天堂「メトロイド」シリーズ、そしてKONAMI「悪魔城ドラキュラ(キャッスルヴァニア)」シリーズをフィーチャーして作られた造語。公式カテゴリーではありませんが、非常に根強いジャンルとして確立されています。特に、このジャンルに多大な影響を与えた五十嵐孝司(IGA)氏が作ったメトロイドヴァニアは「イガヴァニア」なんて言われ方もしていますね。
本作は根強いイガヴァニアファンに応えるべく、これまで悪魔城ドラキュラシリーズに携わった方が開発チームに多く参加しているとのこと。「こういうのを待っていたんだ!」というファン納得の高評価を収めた作品となっています。
ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥエ!!IGAAAAAAAAAAAAAA!!!と言えばそれだけで伝わるかも・・・TASやRTA動画も本当に面白かったですね。恒例のエンドロールとコメントを見るだけで思い出し笑いしてしまいます。
シャドウを駆使して妖美な世界を駆け抜ける
まず本作は「悪魔城ドラキュラ」シリーズではなく、独立したストーリーとなっているので、新規ユーザーでも安心してプレイすることができます。僕も過去作を少ししか遊んだことはありませんが、問題なく楽しむことができました。
舞台は科学と魔術が入り混じる18世紀英国。科学の進歩を妬んで暴走する錬金術派閥の企みにより、突如出現した悪魔の城によって世は混迷の一路を辿ることに。錬金術師の呪いにより体が結晶化してしまう秘術をかけられてしまった主人公「ミリアム」は、自身のため、そして人類を救うために悪魔城を駆け抜けることになります。
詳しくは書けないけれど、ミリアムは本当に魅力的なキャラクターだから、いっぱい可愛がってあげてね。僕が毎日ご飯を作ってあげたいよ・・・
先に僕のごはんをお願いしますワン。
武器とシャードによる多彩なアクション
主人公であるミリアムは、城内に蔓延る悪魔達が持つ力「シャード」を宿すことができる者「シャードリンカー」。ゲームでは悪魔達を倒してシャードを獲得し、武器の性能+シャードの力で様々なアクションを駆使していきます。
メインで使用する武器は短剣・直剣・大剣・レイピア・鞭など様々な種類が豊富に存在。それぞれに特徴があるため、敵のモーションやステージに合わせて武器を切り替え、難所を突破していきましょう。
また、魔法的立ち位置のシャードは計4種を装備可能。トリガー・エフェクティブ・ディレクショナル・エンチャント・ファミリア・スキルなどのジャンルに、いくつものシャードが存在します。攻撃特化やバフなど様々な効果を得られるので、積極的に悪魔を討伐し新たなシャードの力を手に入れましょう。
その他に装備品として防具・本なども存在します。コチラもしっかり回収・装備してミリアムの基礎ステータスや属性値を上げ、徐々に苛酷になる悪魔城の踏破を目指しましょう。
武器・シャード・防具の組み合わせはもちろんですが、ある程度のプレイスキルも重要です。意地悪というより数をこなせば必ず突破できる無骨なゲームデザインなので、根気よくプレイして突破していきましょう!
一部防具はミリアムの見た目も変化するのでお気に入りの衣装でプレイしても楽しいですよ。
見た目防具!!そういうの好き……。こういう類のゲームでもあるんだね、知らなかった。
開拓・探索・収集型の王道スタイル
本作は王道の横スクロールアクションを心ゆくまで堪能することができます。
ダッシュ、ジャンプ、バックステップをベースにシャードを発動。コマンドによる奥義・必殺技を駆使して悪魔城のギミックやボスを撃破して進んでいくオーソドックスな内容ですが、前述した通り、武器やシャードの種類が豊富なのでバラエティに富んだアクションが楽しめます。
しかし数々の武器やシャードを獲得するにはマップを開拓したり、同じモンスターを倒し続けたり・・・探索と収集が必要になってきます。全コンテンツを収集したい場合はやや忍耐強くプレイする必要がありますが、「まったくドロップしない!」という程でもないので安心してください。
僕は50時間でクリア&全実績解除を達成しました。個人的にはそこまでハードな内容ではないと思っています。
アイテム収集系の実績は大変だったけど、一部モンスターからのドロップが渋かったっていう感じだね~。探索・収集好きなプレイヤーはぜひトライしてみてね!
圧倒的ゲームボリューム
「50時間で終わるって、ゲームボリュームが少ないのでは?」と思うかもしれませんが、それはあくまで当時の話。「Bloodstained: Ritual of the Night」は2019年6月のリリースからアップデートを重ね、多くの追加コンテンツが用意されています。
そして現在でも、新モードなど様々なコンテンツが開発・配信され続けています。直近ではthatgamecompany社の「風ノ旅ビト(Journey)」のクロスオーバーコンテンツも配信されています。
コスパが良い!というのも変だけど。ゲームボリュームも十分だしセールも頻繁にしているから、王道アクションを遊びたい人は買って損のないゲームだと思うよ。
ダメ押しの200万本販売達成!
最後に、本作が十分に楽しめるゲームである、というダメ押し情報です。2023年9月7日のプレスリリースにて「Bloodstained: Ritual of the Night」の総販売本数が200万本を達成したと発表がありました!
Steam上位売り上げランキングでは「メトロイドヴァニア」では3位、「横スクロール」では10位に位置しています。またSteamユーザーレビューでは25,665 件中94%から好評価されており、Steam内だけでも非常に高水準の評価を受けている作品だとご理解いただけたかと思います。
斬新なシステムではないものの、良質なレガシースタイルを貫いた王道横スクロールアクション「Bloodstained: Ritual of the Night」。メトロイドヴァニア&イガヴァニアファンの方はもちろん、初めて遊ぶ方にもオススメしたい作品です。
冬休みやお正月はぜひ本作をプレイしてみてくださいね!
カジュアルだけど収集や隠し部屋探し等のやり込み要素、そして多彩なゲームモードでボリュームも抜群!探索の楽しさと安定の王道スタイルに時間を忘れて熱中してしまいました。そろそろDLCをプレイしてみようかな!
本記事を公開した12月20日(水)現在、Steamで75%Offのセール中なので、買い逃しのないようにね!