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【Cult of the Lamb】2024年1月1日で配信終了とのアナウンス。理由はゲーム開発エンジンが発表した新たな料金システム【UnityRuntime Fee】

ニュース

(2023年9月20日追記)『配信終了は冗談である』という旨の発表がありました。

小さな子羊となり異教徒達を救い信者を増やして、真なる・・・教団を作り上げる”カルティック”ローグライク&シミュレーションゲーム『Cult of the Lamb(カルトオブザラム)』。カワイイキャラクターとカルト教団のミスマッチさと、教祖とは名ばかりで信者の保護者となってお世話に駆け巡るシュールさが話題のこのゲームをご存知の方も多いのではないのでしょうか?

2023年9月13日(水)、ゲーム開発エンジンUnityが「UnityRuntime Fee」という料金支払いシステムを発表したことを受け、Cult of the Lamb公式X(旧Twitter)は同作を2024年1月1日で配信終了することを発表しました。

らいらい
らいらい

なんかXのタイムライン、Unityのことで凄い荒れてるんだけど…

え~っと、Unityの使用料について何かあったのかな……?

MayaSirFish
MayaSirFish

発表されたUnityRuntime Feeは、インストール数が一定数(しきい値)を超えるとゲームがインストールされるごとに料金支払いが発生するというシステム。
一部の人気作品のみが該当するとのことだけれど、実質的な値上げであることはUnityも認めているみたい。発表当日時点で、インストール数のカウントが不明瞭であるといったいくつかの問題点が指摘されているよ。

今回の発表を受け、Cult of the Lambの開発元であるMassive Monsterからも声明が出されています。Unityでの開発を中止せざるを得ないため、現行のプロジェクトは大幅に遅延する見込みとのこと。

Cult of the LambがUnityで作られていることを知らない方へ

Unityは、ゲームのインストールに基づくランタイム料金制を導入します。
我々のチームはUnityゲームを専門としています。
つまり、いったい我々にどのような影響があるのでしょう?
我々はUnityで開発する予定のプロジェクトを進行中でした。しかし、まったく新しいスキルを身につける必要が出てきたため、プロジェクトに大幅な遅れが生じる可能性があります。

Massive Monsterでは、新規のインディーゲームをサポートし、促進することを使命としてきました。
Unityによるこれらの料金システムの導入は、意欲的な開発者にとって大きな課題となる可能性があります。

Unity、Stinky(クサい)ことはやめて!

他にも、『Among Us』をリリースしているInnerslothを始めとしたゲーム開発側からの否定的な意見が噴出。X(旧Twitter)でUnityと検索するだけで、様々な開発元がUnityRuntime Feeへの姿勢を明らかにしているのが見て取れます。

Unity側もこの反響の大きさは想定外だったのか、公式フォーラム上などでいくつかの懸念を解消する動きを見せています。ただし、「インストール数は再インストールもカウントする」としていた部分が「再インストールはカウントしない」と回答が変わっているなど社内での混乱も見受けられるため、この騒動が治まるのは暫く後になりそうです。

値上げそのものの是非はともかく、今回の発表で多くのゲーム開発者達が衝撃を受けたことは間違いありません。難しいかもしれませんが、昨今のゲームシーンを長らく支えてきた開発エンジン・開発元双方が納得できるシステムになることを祈りましょう。

MayaSirFish
MayaSirFish

ローグライクもシミュレーションにも奔走することになる超カワイイ中間管理職ひつじ教祖ちゃん、レビュー記事を書こうと思ってたらこんなことになっちゃって心配だ……。
公式からは「買うなら今!」とアナウンスされているけど、個人的にはもう少し状況を見守るのもありだと思ってるよ。(何らかの処置で販売停止しないかもしれないし、もうすぐオータムセールも来るしね!)

らいらい
らいらい

今回の件がきっかけで素晴らしいゲーム達が遊べなくなるのは本当に残念なことだから、良い方向に向かって欲しいな。

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