Re-apla(リアプラ)のらいらいです、さて今回はお仕事のお誘いです!
え?「突然怪しいし、難しいんじゃないか?」って?いえいえ・・・とある環境にやさしいエネルギー供給会社の管理職ポストなんですけどね、業務内容はとっても簡単なんです。職員に指示を出して、施設内の”エネルギー源”を監視してもらうだけのとっても簡単なお仕事ですよ!
おや・・・?もしかして興味がありますか?でしたらこのままスクロールして概要を読み進めていってください。安心してください、優秀で美人なAIもサポートについてくれますから・・・
それでは、いってらっしゃい。
今日も元気に労働だ!!当たり前に働ける事に感謝!!人間は感動だけで生きていける!!仕事が終わったら慈善事業ビデオの感想文をかかないと!!アハハ!!アハハ!!楽しいな!!
だいぶ壊れてる……。
ロボトミーコーポレーションへようこそ
前置きはさておき、今回は「Lobotomy Corporation(ロボトミーコーポレーション)」のご紹介です。開発は韓国のゲームスタジオ「ProjectMoon」。本作はSteamのみでプレイ可能です。
最近ProjectMoonから iOS/Android/Steam向けに配信された「Limbus Company(リンバスカンパニー)」が話題になっていましたが、ここから「ロボトミーコーポレーション」や2作目にあたる「Library Of Ruina(ライブラリーオブルイナ)」の名前を知った方も多いのではないでしょうか?
本作はローグライクシミュレーションジャンルのゲームです。「SCP財団」「ウェアハウス13」などから影響を受けており、怪異やモンスター、そして超常現象が好きな方にぜひお勧めしたいゲームですね。
私たちはSCP財団や映画『キャビン』、ドラマ『ウェアハウス13 〜秘密の倉庫 事件ファイル〜』などの作品達からインスピレーションを得て、そこから「これらのモンスターが本当に実在し、それらを管理する会社があったらどんな感じだろう?」という考えを広げていった結果、このゲームを作ることになりました。
プレイヤーはモンスターを収容しているロボトミー社の管理人となり、様々な種類のモンスターを管理していきます。プレイヤーは職員たちに命令し、その結果を観察していきます。そして、モンスターが生み出すエネルギーを回収してノルマを達成し、会社を拡張していきながら多種多様のモンスターたちを集めていきます。会社の中で管理人は管理の緊張感と恐ろしいモンスターに直面しながら、日々耐えていくことでしょう。
https://store.steampowered.com/app/568220/Lobotomy_Corporation__Monster_Management_Simulation/
SCP財団などに影響を受けているだけあって「オブジェクトクラス」や「Dクラス職員」など、わかる人が思わずニヤリとするオマージュがふんだんにちりばめられているよ。
クトゥルフ神話の宇宙的恐怖(コズミックホラー)に通じるものもあるかも。
得体の知れない存在って好奇心くすぐられるよね……そして好奇心に殺されるまでがお約束。ニャーン。
います!!!!!(ドヤッ)
そのネコじゃない。
経験不問で未経験者も安心な業務内容
このゲームにおいてプレイヤーは、ロボトミーコーポレーション(LC社)の管理人として何人もの職員達に指示を出し、異常存在「アブノーマリティ」を安全に管理・収容し、彼らからエネルギー「PE-BOX(エンケファリン)」を抽出するのが仕事です。・・・我々とは一切異なる理で行動する見たこともないモノ(?)を、正しく、安全に取り扱う必要があるのです。
フェーズ1「始業前準備」
LC社にはいくつかの部署が存在し、それぞれの部署に最大4体のアブノーマリティを収容できる設備が整っています。部署には1~4人の職員チームが必要なので、後述する「LOBポイント」を消費して職員を配置しましょう。更に職員の強化や、武器・防具である「E.G.O」の着脱も行います。
ここでは収容されているアブノーマリティに応じて、適切なスキルを持った職員を配置することが何よりも重要です。
フェーズ2「業務開始」
始業したら、さっそく職員達に指示を出してエネルギー「エンケファリン」を集めましょう。
職員に作業(基本的には本能・洞察・愛着・抑圧のいずれか)を行わせることで、アブノーマリティからエンケファリンを抽出することができます。アブノーマリティがその作業を好意的に捉えてくれればエンケファリンを抽出できますが、不満を抱かれた日には・・・”良くないこと”が起きることくらいは容易に想像できるでしょう。
しかも、初めアブノーマリティはその生態や特性が一切明かされていません。最初は当て勘で作業させ、そのアブノーマリティの好みの作業や好まない扱いを探っていくしかないのです。抽出したエンケファリンを利用すれば特徴を調べることができるので、それまではトライアンドエラーあるのみ。
そうしてエンケファリンを規定量回収できれば、その日の業務は終了となります。
・・・え?職員が【規制済み】で【規制済み】してしまった?なるほど、そういうこともあるでしょう。大丈夫、職員はまた雇うことができます。もしも手塩にかけて育てた職員を惜しむ気持ちがあるなら、その日をやり直し、”なかったことにする”ことも可能ですよ。
フェーズ3「業務終了」
1日の業務が無事終わるとストーリーが進みます。個性豊かな補佐に支えられつつ、このお仕事の崇高さをしっかり理解しましょうね。
新たな業務や前日の成果によって得られる「LOBポイント」で、職員の補填や強化を行いましょう。
そしてまた新たな作業が始まります。今日も1日、ご安全に・・・
非常に命が軽い・・・!!業務の難易度は決して低くないので、がんばって正しい対処を見つけ出しましょう。ただし、それだけで上手くいくほどアブノーマリティたちは優しくありません。
だって彼ら(?)はアブノーマリティ。それぞれの理があるし、そもそもその理を人間の物差しで測れるかどうか……。
初見プレイ時、何も考えず職員に友達の名前を付けて遊んでいたら、管理人1日目から「あっ……」ってなっちゃったよね。
可愛いアブノーマリティがいっぱい!
アブノーマリティは80体以上存在し、その生態は様々です。特定の作業にしか好感を示してくれなかったり、同じエリアで職員が【規制済み】したときに反応したり、新米の職員にしか反応しなかったり・・・条件を挙げればキリがありません。
アブノーマリティの詳しい紹介はネタバレに繋がるため、Re-aplaライターのお気に入りアブノーマリティをストーリー風に少しだけご紹介。
O-01-04(憎しみの女王)
“憎しみの女王は、アブノーマリティの中でも特に活発で喜びあふれた少女だ。だが、それだけでは決してない”
その名の通り我々が良く知る「魔法少女」の姿をしたアブノーマリティ。
管理人らいらいがLC社での業務に慣れ始めた頃に収容された彼女は、非常に大人しく社交性に溢れており、社内では他のアブノーマリティの鎮圧などを手伝ってくれていた。
しかしある日、いつものように他アブノーマリティの収容違反サポートに向かった彼女は、甚大な被害にみまわれた現場に横たわる職員達の【規制済み】を見てしまったらしい。気づけば地に膝をつき虚ろな表情になっていたのを観測した。
次の瞬間、彼女は【規制済み】へと姿を変え、████や████に対して【規制済み】を放ちながら施設内を徘徊した後、光に包まれ姿を消した。
その後、いつの間にか収容室へ戻っていた彼女から電話がかかってきた。
「なにが起きたんだい?」
「わからない。みんな動いてない。血がたくさん。ごめんなさい。あたしは、ただ… ごめんなさい。」
連鎖崩壊に発狂しました。
初見の時、順調に進んでいたのに憎しみの女王が収容されたとたん安定しなくなったのは良い思い出です・・・笑う死体の山とのわからん殺し虐殺コンボはやめてください・・・
T-01-68(死んだ蝶の葬儀)
“大きな棺は、数百の墓の代わりをするには到底不十分でした。”
黒い喪服に蝶の頭、そして大きな棺を後ろ手に持つアブノーマリティ「死んだ蝶の葬儀」。
”職員の扱い方”に慣れた頃、彼は管理人まやさのいるLC社に収容された。コミュニケーションを取ることに成功した職員曰く、「彼はすべてを救うためにやってきた」。
「退社した職員は、みんなどこへと行ったのだろうか?」
行き場を喪った犠牲者達へ、美しい翼を、安らかな眠りを。けれどそれは、自らも収容されてしまった彼には叶えられない望み。
彼は彼なりの信念を持って、だが虚しい希望を抱えたままに社内を徘徊する。収容違反を起こした彼に運悪く遭遇した職員は、彼の棺から飛び出した数多の蝶に集られて████してしまうが、彼らの表情は一様にどこか【規制済み】だとの報告が挙げられている。
彼から得られるE.G.Oは「崇高な誓い」。職員の管理を行う管理人は情報統制を敷きつつも、静かな敬意を抱きながら今日も彼を監視する。
見た目も生き様もカッコイイ……。職員にとってはある意味蜘蛛の糸かも。あと職員の育成に一役買ってくれるし収容違反してもあんまり強くないから再収容が楽でいい
これまでに諦めてきた世界線を思い出すだけでもビキビキしてしまいそうです・・・20日目くらいまではある程度優しいアブノーマリティが収容されてくるのですが、徐々に収容レベルの難しいアブノーマリティが増えていきます。あなたが着任したらどんなアブノーマリティが収容されていくのでしょうね、とても楽しみです。
そして暫くすると、1日に一度「試練」と呼ばれるイベントが発生するようになります。謎の敵対生命体が社内のどこかに発生するため、職員に対処させなければならなりません。アブノーマリティの管理もしないといけないのに・・・。難易度も「黎明」「白昼」「夕暮」「深夜」があり、夜に近づくほどに凶悪な難易度になってしまいます。
アブノーマリティの収容違反の連鎖が発生してしまうこともあるので、彼らの性質を十分に把握し、迅速に対処できるように職員達をしっかり育てておきましょう。
どうなってんだこの会社・・・!!
奥深いストーリー、LC社の真相とは?
ロボトミーコーポレーションでは1日の始まりにストーリーパートが進行します。
LC社には施設の各部門を管理する「セフィラ」と呼ばれるNPCが存在します。彼らはストーリーが進むごとに、LC社の企業方針や職員達への処遇、そして過去に起きた出来事を少しずつ語ってくれます。やがて「アブノーマリティとは一体何なのか?どこから発生しているのか?」その答え、そしてLC社の”歪み”が明らかになっていきます。
ストーリーはシリアスで奥深く先が気になる内容なのですが、ゲーム自体の難易度が非常に高くエンディングまでたどり着くのは至難の業。何度も忍耐強く粘り続け、熾烈な試練を乗り越えてLC社の真相にたどり着いてくださいね。